緑の地球ネットワーク大学

Awaji Future Island Project

淡路未来の島プロジェクト

企画提案書



むらトピア未来研究室は、緑の地球ネットワーク大学の淡路未来の島プロジェクト企画提案書に賛同し、以下の構想を提案します

  1. 5つの未来博物館構想
  2. エネルギー自立の島
  3. 水のリサイクル
  4. 海の幸・山の幸豊穣生活
  5. グリーン・ステイ(淡路農家の宿)
  6. メディア・情報・エコロジー産業の島
  7. 緑の地球ネットワーク大学・淡路キャンパス

1。サイクリングロードで結ぶ淡路島5つの未来博物館構想

  1. 心と智恵の博物館 (Mind Musium)
  2. 未来ビジョンモデルの博物館 (Model Musium)
  3. 自然と資源の博物館 (Nature Musium)
  4. 環境にやさしい技術の博物館 (Technology Musium)
  5. 情報経済社会の博物館 (Economy Musium)


子供たちに、淡路島を自由に安全に自転車で走り回れる島にする。訪問者に車を捨てて、淡路島を自転車でまわってもらい、名所めぐり、未来の博物館めぐりをしていただき、未来への夢、希望を育んでもらう。

望まれる効果

2。エネルギー自立の島

太陽電池の利用
島内に太陽電池をくまなく設置する:県道沿い、あぜ道、公共の場所、個人の庭、家の屋根等。

風力発電の利用

島内の銀行が、低金利融資サービスを行い、これを支援する。エコロジーバンクへの脱皮。
島民がこの口座への預金を低金利で自発的に行う環境づくりをする。

望まれる効果

3。水のリサイクル

高性能合併浄化槽を各家庭、公共の場に設置し、水をリサイクルして自然に帰す。
美味しい飲料水を生産し、販売する。

4。海の幸・山の幸豊穣生活

休耕田をAJ等が借用、管理し、都会の人に無料で提供し、野菜、米を作ってもらう。

援農ボランティア

5。グリーン・ステイ(淡路農家の宿)

6。メディア・情報・エコロジー産業の島

地場産業を見直し、情報・エコロジー産業と結合させながら、新しいベンチャー産業を育成する。

7。緑の地球ネットワーク大学ー新しい高等教育機関のある島

以上の構想を総合的に学べる新しい高等教育機関を設立し、世界中の若者に新しい持続可能なビジョンを学ぶ場を提供する。



   緑の地球ネットワーク大学
       未来志向複雑系適応研究(FOCAS)セミナー

Awaji Future Island Project

淡路未来の島プロジェクト

  企画提案書

1。背景:世界に開かれた未来の島

淡路島は神戸市とほぼ同じ面積ですが、人口がその約十分の一の16万人です。緑は多く水資源は独立しています。淡路島は、世界に開かれた島で、関西国際空港までは船で35分で、4年前から毎年夏に海外よりノーベル賞受賞者など世界のトップレベルの研究者、未来学者を招き、中部、関西圏に学ぶ留学生達をホームステイに招いて未来を語る緑の地球ネットワーク大学を継続して開いています。(詳しくは、緑の地球ネットワーク大学ホームページ http://www.bekkoame.or.jp/~k_yama/ をご覧ください。)また、1998年には世界最長の明石海峡大橋が完成し、淡路島を介して本州と四国が橋で連結されることになり、それを機に日仏友好モニュメントの建設や、サミット開催が出来る国際会議場、ホテル、野外劇場、花公園などの建設が、淡路島国際公園都市「夢舞台」に続々と着工されている、まさに未来に開かれた島でもあります。

2。淡路島を持続可能な開発 (Sustainable Development) のモデルアイランドに

1997年12月に京都で国連の地球温暖化防止枠組条約第3回締約国会議 (UN International Convention for Climate Change, The 3rd Conference of theParties: COP3) が開かれ、日本は議長国になります。よって我が国は、CO2 排出量削減ひいては人類の持続可能な開発を実践する具体的な提言や実行宣言をしなければなりません。日本国として人類共通の実戦プログラムを提言することも勿論大切ですが、我が国の自治体が実行宣言を行なえるとしたら、世界中から尊敬される自治体になれるのです。実行宣言どうりに持続可能な開発をやってみせれば、それが他の国々のモデルすなわち先例になって、まねする自治体や国が現れます。私たちは、それを「Sustainability 文明の輸出」と呼びます。 実は淡路島こそ「持続可能な開発」を宣言し、実践できる条件を備えているのです。太陽光発電の普及、潮力発電の開発、水資源の自立、海外から人を招いて知恵を集約しての情報発信、島内での知的産業の振興、食糧生産等々、持続可能な開発に必要な条件を備えています。そのうえ、他に先駆けて医療情報のICカードを導入し、各戸に光ファイバーケーブルを配備して高齢者の健康管理、在宅医療システムを運営して全国的に注目されている五色町は淡路島の町であり、それを実践したときの五色町長は、他ならぬ私たち緑の地球ネットワーク大学の事務局長その人です。 1997年8月に開催する緑の地球ネットワーク大学・第5回FOCAS セミナーでは、COP3 に淡路島から Sustainable Development のモデルになることを宣言することを皆で合意し、これを Awaji Future Island Project と名付けることを提案します。

3。AWAJI Future Island Project へのお誘い

淡路島を水、エネルギー、食料で自給可能にします。そのために必要なあらゆる技術と知見を集めて、知恵にします。その知恵を国の内外に発信します。それには、水、エネルギー、食料の供給、あるいは人の衣食住、そして環境保全に実績がある企業の参加が不可決です。このプロジェクトでは、先ず知識や知見の共有化から始めます。そのためには各企業が AWAJI Future Island に具体的に役立つ技術やシステム情報を提示して、淡路島の人々やこのプロジェクトに賛同する人々の心の中に植え付けることが不可欠です。提示の仕方は、マクロプロジェクト構想の提案でも良いし、それをパネルなどにした展示でも構いません。 私たちは、緑の地球ネットワーク大学の第5回 FOCAS セミナー開催期間中にマクロプロジェクト構想を討論する会議を企画したいと思っています。また来年6月完成のメディアホール・東浦文化館(同セミナー会場)の2階ギャラリーホールに、参加企業のパネル展示を掲げておくスペースをすでに確保しております。さらに同セミナー終了後も、具体的な展示製品を引き続き展示するために、常設の未来博物館を作ることも「淡路島未来博物館構想」として考えております。

以上、本提案は、1996年の緑の地球ネットワーク大学実行委員会で考えた粗案です。これをもとに皆様と同封のアンケートを介して討論しながら、具体的な実行計画へと練りあげていく計画ですので、よろしくご協力のほどお願い申し上げます。

緑の地球ネットワーク大学
実行委員会委員長
尾上 久雄
(京都大学名誉教授、前滋賀大学学長)


アンケート

  1. 緑の地球ネットワーク大学:AWAJI Future Island Project に興味をお持ちになりますか。
    1. 一市民として参加したい。
    2. 企業として参加したい。(マクロプロジェクトの論文をFOCASセミナーで発表する。)
    3. 企業として参加したい。(論文発表と併せて展示も行なう。
    4. 興味なし。
  2. COP3 での共同宣言に名前を連ねたい。
    1. そう思う。
    2. プロジェクトに参加してから決める。
    3. 連ねたくない。
  3. AWAJI Future Island Project に貴社は、後援者として参加されますか。
    1. 参加する方向で検討する。
      その場合の後援の仕方について (◯をお付けください。複数可)
      1. 実行委員会および開催期間中に人を派遣する。
      2. 1口50万円として ( )口協力する。
      3. FOCAS セミナーで論文のみ発表する。
      4. 論文発表と展示もする。
    2. 後援は見合わせたい。しかし、
      1. FOCAS セミナーで論文を発表したい。
      2. 論文発表と展示もしたい。
    3. 季刊誌を持っているので、特集号を組みたい。そのために企画立案等の作業に参加したい。
    4. 参加しない。
  4. 本企画提案書を見て、もし貴社が後援者として参加するには条件がある場合には、具体的にその条件を説明してください。

  5. 自由記入欄:

ご協力ありがとうございました。お手数ですが、ご回答いただきましたアンケートは下記宛に お送りくださるようにお願い申し上げます。

   〒656ー13
   兵庫県淡路島五色町鮎原南谷521
   むらトピア未来研究室
   山口 薫