エコ・ホームづくりの特徴
パッシブOMソーラーシステム (OMソーラー協会)
- 冬は、34m^2の屋根ガラス集熱面で温めた空気をダクトで床下土間 コンクリートに誘導・蓄熱し、この熱で床暖房する。
また床に開けた吹き出し口から各部屋に温かい空気を送り込み、 上下の温度差をなくし住居全体をまんべんなく温める。
ちなみに気象衛星アメダスのデータにもとづき、1月の1ヶ月に得られる エネルギー(集熱量)をシミュレーション計算し、それを灯油で表すと、
826,811 キロカロリー、灯油 5.6 缶分(18 リッター)になる。
- 太陽エネルギー熱だけでまかなえない雨や曇った日には、デユーアル・コイルの 補助暖房システムを作動させて熱量の不足分を補助暖房する。
- 昔から足の裏には第二の心臓があるといわれているように、足の裏を日光浴 させたり刺激すると、体中の血行がよくなる。頭寒足熱の床暖房は、
素足で生活するライフスタイルの日本人にぴったりの健康法で、 特に老人や子供にによい。
- 新鮮な外気を取り入れ、常に風船を膨らましているように室内がプラス圧に なっているので、部屋の空気はさわやかな換気効果で一方的に外へのみ流れ、
閉めきっていても室内はいつも新鮮な空気に満ちており、湿気もこもらず ダニやカビの繁殖も防いでくれる。
- 春から秋にかけては、300 リッターの貯湯槽に約44.2^o Cから68.2^o Cの お湯をつくりだしてくれる。
風呂、シャワー、台所での使用には十分な温度である。
- 夏は、屋根の輻射熱を押さえ、屋根裏の熱い空気を給湯に利用した後 強制的に排出するので、意外なほど涼しい効果を与えてくれる。