むらトピアの創造

地球環境にやさしい
ソーラー・エコ・ホームづくりの設計思想

夢・ビジョン

• オープンセミナーハウス
  このむらトピアのソーラー・エコ・ホームづくりは、 毎年夏淡路島で開催される「未来志向複雑系適応研究国際セミナー(FOCAS)」、 およびその延長線上に企画されている「緑の地球ネットワーク大学」キャンパスづくりのための 空間としてオープンに利用できることを目指す。 すなわち、海外からの研究者の短期滞在、留学生のためのホームステイ、 アカデミックサロンおよび研究会等のために積極的にオープンハウスとして利用する。
• 自立したエコロジカル・モデルハウス
  ２１世紀の１００年間にわたって快適な住環境を継続的に提供でき、しかも 地球環境にやさしい自立した家づくりの代表的モデルハウスとなることを目指す。
• 「むらトピア」ネットワークのゲートウエイ
  自立した家づくりからコミュニティづくりへと地球環境にやさしい 「むらトピア」ネットワーク社会の輪を広げる。

  この夢・ビジョンは、カリフォルニア大学バークレー校に留学中に偶然出会った本、 The Integral Urban House : Self-Reliant Living in the City, by the Farallones Institure, 1979 (Sierra Club Books) およびバークレーでこの実験に実際に参加した人たち等との出会い によって育まれた。 同書は出版後、都市計画、住宅環境、ニューライフスタイル等に多大な影響力を与えた 本であるが、残念ながら絶版となっている。

  基本設計思想

  • 耐久性、気密性、安全なリサイクル性等の特性に加え、常に自然の息吹が 感じられる空間を提供してくれるログハウスとする。
  • セミナー、研究会、坐禅瞑想のための広い空間をリビング兼用で造る。
  • やすらぎ、思索、コミュニケーションの場となる暖炉、サウナを設ける。
  • ネットワークのためのＩＳＤＮ・コンピュータＬＡＮ等を設置した インテリジャント・ハウスとする。
  • エネルギーの自立を目指して、太陽エネルギーの恵みをパッシブおよび アクティブに享受する。
  • クリーンな浄化装置を設置し、水やゴミを大地に還す。
  • その他利用可能な適性技術（ＡＴ）を積極的に活用する。
  • 自然農法が実践できる野菜、果物畑を周辺に混在させ、四季折々の自然の恵みを 享受する。

  プロジェクト哲学の共有

  このプロジェクトの内容は、淡路ケーブルテレビの全面協力を得て記録映像として ビデオ収録し、上述の「未来志向複雑系適応研究国際セミナー」で放映したり、 またセミナー参加の研究者、未来学者、留学生等を通じて広く世界中に配布し、 ２１世紀の地球環境にやさしい家づくりのモデルとして 共有していただけるようにする。

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