エコ・ホームづくりの特徴
淡路島伝統S型瓦 (阿万窯業)
- 一般に瓦屋根は焼けつくような夏の太陽や、冬の冷気をシャット・アウトし、 あたかも定温の洞窟にいるような気温の自動コントロールをもたらす。
- 特にS型瓦による葺きあげは、ログハウスの7寸と8寸の急勾配の屋根に 最もよく似合い、しかもS型瓦特有の通風性を助長する。
すなわち、S型瓦と野地板の間に出来た広い空間は断熱層の役目をはたし、 直射日光で温められた空気を自然の対流を利用して上に方に逃がす。
- 急勾配の屋根にS型瓦をしっかりと固定させるために、厚さ19mmの野地板を 使用し、その上に粘着性のルーフィングを貼り、桟木を打ち付けて
通常使用の 45 - 50mm より長い 65 mm のステンレスのスクリュー釘で 釘打ちをしてしっかりと固定した。
そのために非常に耐震的となり、1995年1月17日に襲った 淡路島北部を震源地とする直下型地震の強震でもびくともしなかった。
- 瓦の寿命は50年〜100年と長く、千年以上の風雪に耐えた瓦もあり、 耐久性にすぐれており、また酸性雨にも強いので、
長期的には非常に経済的である。 特に水を線上で流すために、屋根のメインテナンスが不用となる。
- 地元の五色町で採取した粘土から焼いた環元瓦なので土のぬくもりを 醸し出している。さらに粘土中の含有鉄分は、環元焼成方法により
濃い黒色から薄い赤色へと自然な色を出すので、瓦一枚づつ微妙に 色彩が異なり、ケバケバした色瓦とは異なりしっくりと落ち着いた
日本的伝統文化の気品さを醸しだしている。 さらに濃い色15%、中間色50%、薄い色35%の比率でランダム配色し、
地中海風の開放的な明るさをも出している。