「淡路UU21平安の郷」プロジェクト

- 五色・淡路を持続可能な町の世界モデルに -


    
プロジェクト解題:UUは梅(Ume)と鶯(Uguisu)、21は21世紀、及び21歳の青春 (Young at Heart) 、平安は菅原道真の時代ののどかな自然の風情を意味します。

このプロジェクトは、日本人が失った「心のふるさと」と「21世紀未来の夢」を同時に創り出そうとするもので、兵庫県の「淡路島公園島構想」の延長線上に位置づけられるものです。

心を癒してくれるものは数多くありますが、私たちはそれを「梅(Ume)」と「ウグイス(Uguisu)」に求め、菅原道真が901年(平安時代、延喜1年)大宰府に流される途中、船が難破し、たどり着いた浜辺で都に思いを馳せ、都を志したという現在の「都志」港とそこから彼が川沿いに散策して訪れたといわれる鮎原の河上天満宮、さらに淡路富士・先山までの自然の景観、風情に求めます。河上天満宮周辺の鮎原、南谷地区は今でも梅が咲く頃になるとウグイスの鳴き声の競演がリアルサウンドで楽しめる数少ない地域です。私たちはこの伝承されてきた自然の歌声を日本中の人々と共有できることを望んでいます。

このことは何も復古趣味になることを意味しません。今地球の星にすむ私たちにとって志すべき新しい都とは、京の都ではなく、21世紀の持続可能な生活空間と自然が共存する空間です。このプロジェクトはそれを21世紀にかける新たなる「夢の架け橋」としてめざし、ソーラーテクノロジー、マルチメディアネットワーク、水のリサイクル、海の幸、山の幸、ガーデニング等を地元産業の新しい持続可能産業 (Sustainable Industry, Green Producer) とした五色町・淡路島地域の活性化を同時にめざすものです。(私たちはこれを「五色総合グリーン産業」と呼びたい。)

すなわちこのプロジェクトは、町全体がネットワークされた公園(ガーデン)空間となるという、全く新しい21世紀の持続可能な住空間、ライフスタイルをめざした世界のモデルとなるものです。

望まれる長期的効果


このプロジェクトの結果、五色町は日本でもっとも住んでみたいエコロジー文化と自然の風情がある町、未来の夢を見る町、一度は訪れてみたいあこがれの町、そこでショッピングをゆったりと楽しみたい高級な町となることでしょう。
そして、五色町の住民は、限りなく我が町に愛着と誇りを持つことになり、未来をリードすることになるでしょう。また、五色総合グリーン産業が隆盛し、もっとも豊かな町となるでしょう。

持続可能プロジェクト具体例

ハード(施設)
ソフト(イベント)
都志港未来広場 「UU平安の郷」散策、サイクリングの出発点と位置づけ、海と山の幸、及びショッピングが楽しめる高級プロムナード街、未来博物館が共存する新しい未来と自然の広場とする。#1 ウグイスコンサート 毎年春に、日本野鳥の会等の協力を得て、「ウグイス・コンサートin鮎原」を、河上神社天満宮境内で開催し、またウグイスサウンドをCDにして発売する。#2
「道真」遊歩道 都志川に沿って自然木の遊歩道を、ウエルネスパーク、健康道場を結びながら河上天満宮まで整備する。さらには、鮎原三の畑の白巣城を結び、先山までたどり着けるようにする。#3 鮎のつかみ取りと鮎料理 都志川に鮎を放流し、鮎のつかみ取り、フィッシング、また鮎料理が楽しめる茶屋を地元旅館・民宿と共同で経営する。#4
森林公園 川沿いには梅の林、花の公園、イングルシュガーデンをつくる。所々は、竹林等他の空間も隣接させる。またログハウス、森林浴キャンプ場の宿泊所も設置する。#5 UU21グッズ 梅に関連したグッズ(ウグイス梅酒、梅健康食品、ウグイスまんじゅう、T−シャツ、平安みそ・醤油、等々)を開発し、地元特産品として販売する。#6
清流と水のリサイクル 川に流し込む生活雑水は、すべて高性能合併浄化槽で金魚が住める3ppmまで浄化し、鮎やホタルが戻ってこれるようにする(国の補助金制度活用)。#7 アルファベットハーブ園 アフファベット26文字から始まるハーブ園を点在させ、ハーブの楽しさ、薬用ハーブの効用を、地図を見ながら探し当てるネイチャーハーブゲームが楽しめるハーブ園とする。#8
ホタル狩り・水遊び場 鮎原、吉田周辺の川辺に、常時川遊び、水遊びが出来る空間をつくり、夏はホタル狩りが楽しめるようにする。#9 天神さんサミット 菅原道真・天神さんサミットを、京都・大阪の北野天満宮、九州太宰府等道真ゆかりの地を招待し、開催する。#10
電気自転車とモノレールサイクリングロード 「道真」遊歩道の沿って森林公園をネットワーク的にモノレールで結び、その上を電気自転車で走る。また、こうしたモノレールを一般道に沿って延長し、老人の交通手段、農産物のファーマーズマーケットの搬入に利用する。#11 UU21平安の宿ネットワーク 五色の農家を[UU21平安の宿]として広く一律料金で開放し、グリーン民宿、援農観光として活用する(UUワーキングホリデー制度の導入)。宿はすべてネットワークで結ばれ、インターネット会議・セミナー・田舎研修が出来るようにする。#12
太陽電池の街灯 都志川沿いには至る所太陽電池の街灯を設置し、同時にソーラーパネルでも発電を行い、町の施設に供給する(国の補助金制度を活用)。#13 竹の炭焼き 竹等の炭焼き、自然菜園等の体験実習を実施し、併せて地元の雑木林、休耕田を活性化させる。#14
天神山ウグイスの森 天神山を「天神山ウグイスの森(県立)」として保存・整備し、ウグイスの鳴き声がリアルサウンドで楽しめる森林浴公園とする。#15 有機農法 野菜、お米、イチゴ、ミカン等の生産農家が有機農法、自然農法を導入して、環境にやさしい高収益農家に再生出来るように支援する。#16
ウグイス資料館 河上天満宮周辺にマルチメディア対応の「ウグイス資料館」をつくり、ウグイスの生態系が学べるようにする。#17 タウンワイド・果樹パーク 五色町全体が各種イベントが年中開催される果樹公園町(オーチャッドガーデンタウン)となり、四季の果物があふれる果樹パークとなるようにする。#18
地球村ふるさとスクール 持続可能なふるさとが学べる研究所の設置(オースロラリアにすでにある)。#19 セイシェル島・姉妹島交流 インド洋に浮かぶ地上最後の楽園といわれるセイシェル島やハワイのオアフ島との姉妹島交流を行う。#20

具体的推進計画


   ☆ プロジェクトグループの結成(町民のボランティア参加)
   ☆ 協賛企業・団体への参加呼びかけ
   ☆ 県の「淡路島公園島構想」プロジェクトへの組み入れ要望申し込み
   ☆ インターネット呼びかけ、全国からふるさとづくりボランティア募集  

企画立案:むらトピア未来研究室)