Vensim 5.6d からユニコード(Unicode) 日本語に完全対応!

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  2007年3月の Vensim 5.6d から Unicode 日本語に完全対応となりました(最新版は201年7月のVensim 5.10)。  これまでは Shift-JIS の日本語環境のために、一部コードが重なり、文字化けや日本語ファイル名が使用できない等の不具合があり、日本語環境での利用に不満が残りました。これを 受けて約1年前から開発元でユニコード版への開発が着手され、私たちも側面からこれを支援し、ほぼ完全な日本語対応が可能となりました。とはいっても日本 語 環境でのすべての機能をチェックしたわけではありませんので、一部バグがあるかもわかりません。その場合には、以下宛に詳細をお知らせ下さい。出来るだけ 速やかに対応させていただきます。
ちなみに個 人学習・教育用  Vensim PLE 5.10 では、以下のような簡単な設定で、日本語が使用できるようになりましたので、 ぜひ日本語でのシステム思考やシステムダイナミックスモデリングをお楽しみ下さい。
  1. Vensim PLE http://www.vensim.com/download.html よりダウンロードして下さ い(個人学習・教育用利用は無料)。 特 にディレ ク ト リーを指定しなければ、C:\Program filesが選択され、Vensimというフォルダーが自動的に作成され、C:\Program files\VensimVensim PLEのプログラム・ ファイルが展開されます。
  2. Vensim PLE を起動し、メニューから Options > Options と選択してダイアログボックスを開き、フォントをすべて日本語(MS明朝を推奨)に変更してください。
  3. 次に画面下のステータスバーから Set font on selected vars (デフォルト設定ではTimes New Roman となっています) を選んで フォントを日本語(MS明朝を推奨)に変更してください。
  4. 最後にメニューから Model > Settings と選択してダイアログボックスを開き、Units Equivタブをクリック。よく使用する時間や貨幣のunit(単位)を英語、日本語でボックス中段下の空欄に入力し、Add Editingをクリックして追加してください。
    例えば Year, 年  と入力し、 Add Editing をクリックし、さらに yen, Yen, 円 と入力して Add Editting をクリックすれば、年や円といった単位が日本語・英語で互換的に利用できます。(この設定はとりあえず日本語で因果ループ等のお絵かきをしたいといった場 合には特に必要はありま せん)


現在、日本未来研究センターでは Vensim の完全日本語化環境対応にむけて作業中です。


ご案内

この度私たちはシステムダイナミックスのモデ リングソフトウエア Vensim を 国内で代理販売させていただくことになりました。これを機会にシステム思考、システムダイナミックスの考え方を さらに普及させてゆき、モデリングとシミュレーションに基づいた未来志向社会の実現に貢献してゆきたいと 希望しています。

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